こんにちは!ママブロガーのみやです。
今回の記事は「新生児の泣き」赤ちゃんが泣きやまないシリーズ第一弾です。
育児書にはよく「新生児は1日中寝ています」と書いてありますが、そうでない場合も多いです。
赤ちゃんによっては、寝ていない時は泣いているという時期が続く子もいます。
赤ちゃんは泣くのが仕事と言いますが、産後の体でそれに付き合うママの辛さは相当なもの。
なぜ泣くのか、いつか収まるのか、どう対応したらよいのかをお伝えします。
新生児が泣く理由
赤ちゃんは泣くことでしか意思を伝えられません。
何かが欲しい時も何かが嫌な時も、泣いて伝えます。
理由を1つずつ見ていきましょう。
お腹がすいた
産まれたばかりの赤ちゃんの胃はとても小さく、おっぱいやミルクを飲んでもすぐにお腹が空いてしまいます。
これは赤ちゃんの胃のサイズの成長を表した写真です。
1日目:さくらんぼ大(容量5-7cc)
3日目:くるみ大(容量22-27cc)
1週間目:あんず大(容量45-60cc)
1ヶ月目:卵Lサイズ大(容量80-150cc)
こんなに小さな胃袋なら、すぐにお腹が空くのも納得です。
おむつが汚れた
最近のおむつは性能がいいので、多少おしっこをしたくらいでは濡れた感じはほぼありません。
おむつの前の線の色が変わるとすぐに替えてあげたくなりますが、おしっこだけなら2-3時間に1回の交換でOKです。
でも寒い時期やウンチをした時は不快感が増すので、おむつの様子で替えてあげましょう。
※ウンチが肌についているとかぶれてしまうので、ウンチをしていたらすぐに替えます。
暑い、寒い
赤ちゃんは体温調節が上手にできないので、大人の方で適温に整えてあげましょう。
暑い → 背中が汗ばんでいる
寒い → 手足だけでなく腕(肘下)、脚(膝下)まで冷たい
手足の温度だけでは判断できません。
確かに赤ちゃんの手足は暑い時には温かく、寒い時には冷たくなります。
でも眠い時にも手足は温かくなりますし、寒くなくても手足がじっとり汗ばんで冷たくなっていることもあります。
誤った判断をしないために、汗をかいているか、腕や足まで冷えているかをよく見ましょう。
肌が痛い、痒い
赤ちゃんは、おむつかぶれで肌が赤く荒れたり、乳児湿疹で肌がかさかさになったりすることがよくあります。
早めに病院に行き、薬を処方してもらいましょう。
自己判断で長く放置してしまうと、よけいに症状がひどくなる場合があります。
ステロイド剤を処方されることもありますが、乳児に処方されるのはごく弱いものです。
ステロイド剤と聞くと不安になりますが、湿疹を放置すると肌のバリア機能が弱まり、アレルゲンが肌から侵入してアレルギーを引き起こすこともあります。
もちろんステロイド剤は、健康な肌には塗らないに越したことはありません。
ですが湿疹がある場合、ステロイド剤の副作用よりも湿疹を放置することで起こる弊害の方が危険な場合も多いです。
肌荒れの程度がひどい場合は、早めに保健師さんや医療機関に相談しましょう。
関連記事:赤ちゃんがアトピーかも!乳児湿疹との違いは?これって治る?
とにかく不安
お腹の中にいた頃と産まれた後では、赤ちゃんを取り巻く環境は激変しています。
羊水はないし姿勢も違うし、光はまぶしいし音はやたらクリアに聞こえるしで何もかもが違います。
抱いても泣き止まないこともよくありますよね。
1人で寝ていても抱っこされていても、赤ちゃんは不安でたまらないのかもしれません。
あまり泣かない子もいる
赤ちゃんによっては、育児書通りにずっと寝ていてあまり泣かない子もいます。
胃の大きさや環境の変化はどの赤ちゃんも同じですが、赤ちゃんにも性格があるので、繊細な子とおおらかな子では全く違ってきます。
赤ちゃんの個性なので、優しく受け止めてあげましょう。
関連記事:赤ちゃんの黄昏泣きが辛い!泣き止まないのはなぜ?いつまで続く?
魔の3週目とは
赤ちゃんは生後3週頃、突然理由もなく激しく泣くようになることがあります。
ちょっと抱っこしたくらいでは全く泣き止まず、原因がないので対処のしようがないという状態に陥ります。
これを、魔の3週目と言います。
なぜ3週目なのか
この頃になると、赤ちゃんは脳の発達により外の世界を認識し始めます。
ここはお腹の中ではないということが分かり、新しい環境を不安に思って激しく泣くと言われています。
夕方になると泣き出す子が多いのも、周囲が暗くなってくるのが本能的に怖いからかもしれません。
いつ終わるのか
一般的には生後1ヶ月目がピークで、そこからだんだん減っていきます。
産まれてすぐは大人しく、生後3週間頃にアクセルがかかり(魔の3週目)、数週間かけて泣きが激しくなっていき、山を越えて急激に落ち着くというイメージです。
個人差はありますが、生後2ヶ月に入る頃にはピークを過ぎていることが多いです。
赤ちゃんが泣き止まない時の対処法
おむつ、ミルク、室温などを整えても泣き止まない時はどうすればいいのでしょうか。
赤ちゃんは泣くものと割り切っていても精神的に辛くなってきますよね。
効果的な方法を3つご紹介します。
抱っこしてスクワット
これで泣き止む赤ちゃんは多いです。
首が座っていれば縦抱きがベストですが、新生児は横抱きの方がいいでしょう。
ママの体に赤ちゃんを密着させるようにきゅっと抱き、軽くスクワットをします。
赤ちゃんはその振動で大人しくなり、眠ってしまうこともあります。
抱っこかスリングで室内を歩き回る
立ってあやすだけよりも、スクワットをしたり歩いたりで振動がある方が赤ちゃんは泣き止みます。
お腹にいた時の心地よい揺れを思い出すのかもしれません。
話しかけたり歌ったりして、赤ちゃんを安心させてあげましょう。
辛くなったら安全確保の上別室に逃げる
赤ちゃんは多少泣かせていても大丈夫です。
多少って2-3分ではなく、20分くらい大丈夫です。
お腹が空いているとか具合が悪いとかなら別ですが、そのあたりが問題なければ泣くのは元気な証拠です。
おむつもミルクも室温もOKなのに泣きやまなくて、もう限界! という時があります。
そんな時はベビーベッドやベビー布団の安全を確保して、ママは別室にスマホと飲み物を持って逃げましょう。
母親なのにとか赤ちゃんが可哀相とか追い詰めてくる人もいますが、気にしてはいけません。
24時間年中無休で赤ちゃんのお世話をしているのですから、きつい時には休憩を取らないと倒れてしまいます。
赤ちゃんの安全さえ確保していれば、お茶を飲んで一息つくくらいの時間泣かせていても、どうということはありません。
お茶を飲んで少し落ち着いたら、また赤ちゃんに優しく声をかけてあげましょう。
まとめ:新生児が泣き止まない理由と対処法
新生児は本当に可愛いですよね。
でもその可愛さと同時に、泣き止まないという最初の試練もやってきます。
特に1人目は、どうして泣いているのか分からない、このまま泣かせていても大丈夫なのか、という部分が大きなストレスになります。
この記事では新米ママ向けに、赤ちゃんが泣く理由と対処法について書きました。
赤ちゃんが泣く理由
●お腹がすいた
●おむつが不快
●暑い、寒い
●肌が痛い、痒い
●とにかく不安
魔の3週目
●生後3週目頃から激しく泣き出す赤ちゃんが多い
●ピークは生後1ヶ月目。2ヶ月目に入ればかなり落ち着く
●脳が成長してきた証拠
赤ちゃんが泣きやまない時の対処法
●抱っこしてスクワット
●抱っこして歩き回る
●20分くらいなら泣かせていても大丈夫、疲れたら別室へGo
この時期はママの疲れも溜まってきて、産後張り詰めていた緊張の糸も切れる頃です。
気持ちをゆったり持って、可能な限り周りの人に甘えて乗り切りましょう。
お読みいただきありがとうございました!