育てやすい赤ちゃんには発達障害や軽度知的障害があるかもって・・・本当?

こんにちは!ママブロガーのみやです。

今日のテーマは「赤ちゃんの育てやすさと障害の関係」です。

毎日子育てに奮闘する中で、気になる点があれば人に聞いたり検索したり、色々調べることが多いと思います。

その時に、以下のような言葉をよく目にしませんか?

「育てやすい子には発達障害が隠れているかも」

「育てやすいと思っていたけど軽度知的障害なのでは」

これらの記述は本当なのでしょうか?

今回は、なぜこのような言説があるのかについて考えてみたいと思います。

関連記事:育てやすい子、育てにくい子のその後。成長すると変わるのか、それともそのままか

関連記事:発達障害の症状は赤ちゃんにも出る?アスペルガーの疑いありの私は、こんな赤ちゃんでした。

育てやすい赤ちゃんとは

まず、育てやすい赤ちゃんとはどのような特性を持った子でしょうか。

よく寝る(夜泣きがない)

おおらか(背中スイッチが鈍い、多少の物音では起きないなど)

時期が来たら離乳食をしっかり食べる

機嫌がいい

後追い、人見知りが激しくない

共通するのはこのあたりでしょう。

身体が丈夫というのも大きなポイントですが、今回は関係ないので割愛します。

では逆に手がかかる赤ちゃんはどうかというと、上記とは反対の特性を持った子と言えそうです。

あまり寝ない(夜泣きが激しい)

繊細、敏感(背中スイッチが鋭い、小さな物音で起きる、哺乳瓶が変わるとミルクを飲まないなど)

離乳食を嫌がりミルクを欲しがる

機嫌が悪い

後追い、人見知りが激しい

親子の相性もあるので一概には言えない部分もありますが、基本的には手がかからない子=育てやすいと言えそうです。

さて、では本題に入ります。

これらの特性は障害から来るものなのかということについて考えます。

軽度知的障害

知的障害(ID: Intellectual Disability)は、医学領域の精神遅滞(MR: Mental Retardation)と同じものを指し、「知的発達の障害」を表します。

(中略)

知的機能は知能検査によって測られ、知能指数(IQ)70以下を低下と判断します。

IQ値によって、軽度・中等度・重度と分類されることもあります。

厚生労働省「知的障害(精神遅滞)」より引用

障害の程度が重いほど、小さいうちから気づかれます。

逆に、健常者とのボーダー(IQ70)に近いほど見過ごされやすくなります。

実際の診断には、IQだけではなく社会的な適応能力も考慮されます。

また、知的障害は発達障害も併発しやすいと言われています。

軽度知的障害は、一般的にはIQ50-70を指し、日常生活は介助なしで送れることが多いようです。

複雑な計算や抽象的な話は苦手な場合があります。

発達障害

発達障害はいくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害、吃音(症)などが含まれます。

これらは、生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点が共通しています。

同じ人に、いくつかのタイプの発達障害があることも珍しくなく、そのため、同じ障害がある人同士でもまったく似ていないように見えることがあります。

厚生労働省「発達障害」より引用

発達障害という概念は、ここ10年くらいで急速に広まりました。

一口に発達障害と言ってもその症状は多岐に渡ります。

とてもざっくりまとめると、イメージ的には下記のようになります。

自閉症:知的障害を併発、対人関係が苦手、こだわり行動、興味の幅が狭い、感覚過敏など

アスペルガー症候群:知的障害を伴わない自閉症

ADHD:注意欠陥、多動、衝動性

学習障害:知的障害はなく、学習に関する特定の能力において困難がある

なぜ ”育てやすい=障害があるかも” という見方が存在するのか

さて、知的障害と発達障害の概要を見ていただきましたが、育てやすさとの関連性はあるのでしょうか。

なんだか、ありそうななさそうな という感じですよね。

育てやすい赤ちゃんの特性として提示した、

よく寝る(夜泣きがない)

おおらか(背中スイッチが鈍い、多少の物音では起きないなど)

時期が来たら離乳食をしっかり食べる

機嫌がいい

後追い、人見知りが激しくない

これらについて1つずつ見て行きたいと思います。

※以下は学術的な根拠のある話ではなく、私の個人的な考えです。

よく寝る

発達障害のある子は、睡眠に特徴があると言われています。

極端に短かったり、また長かったりするそうです。

月齢の低い赤ちゃんは3時間おきくらいに寝たり起きたりを繰り返すのが一般的です。

新生児のうちから起こさないといつまでも寝ているという場合は、この睡眠の特性が表れているのかもしれません。

ですが睡眠時間は人それぞれであるように、赤ちゃんも、睡眠時間の長短だけで発達障害の有無を判断することはできないと思われます。

おおらか

おおらかというのは、あえて悪く言うなら鈍感とも言えます。

おおらかだと思っていたのは、実は発達が遅いために同じ月齢の子が認識できていることを分かっていなかったからだったという経験談があります。

ですがこれも、そういうこともあるかもしれない という、例外の範疇を超えないのではないかと思います。

もともとの性格がのんびりしていて細かいことにこだわらない、という可能性の方が高そうです。

離乳食をしっかり食べる、機嫌がいい

これも特性というよりも性格によるものかもしれません。

大人でも、大食な人と小食な人、機嫌のいい人と悪い人がいるように、障害ではなく元々の性質によるものではないでしょうか。

確かに前項のように「同月齢の子が分かっていることを理解できていないから嫌がらない」という可能性も0ではありません。

しかし、機嫌がいい=障害がある、というのは決め付けすぎのように思えます。

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後追い、人見知りがない

自閉症の場合、後追いや人見知りをしないことがあると言われています。

それは以下の理由からです。

自閉症(高機能自閉症を含む)の特性の1つに、人に興味がないというものがあります。

もちろん全員に当てはまるわけではありませんが、赤ちゃんなのにママに執着しないという傾向にあるようです。

後追いも人見知りも、ママを認識してママに執着するからこそ起こります。

後追い「ママ!どこに行くの!置いていかないで!」

人見知り「この人ママじゃない・・・ママー!ママー!」

このような感じですね。

人に興味がない → ママに執着しない → ママを追いかけない、誰に抱っこされても気にしない

という流れから、後追いや人見知りがないのは発達障害が原因ではないかという説があるのです。

ただこれも色々なケースがあり、例えば同じ自閉症でもこだわりが強く出るタイプの子がいます。

その子がママがそばにいる状態を「デフォルト」と認識していた場合、ママが離れると「いつものパターンじゃない」とパニックを起こすことがあります。

この状態は傍目には「激しい後追い」と映ります。

ですから、後追いをする/しないは、それ単独で発達障害の有無を判定することはできないと思われます。

関連記事:育てやすい赤ちゃんだった息子のその後。~1歳4ヶ月編~

まとめ:赤ちゃんの特性と障害の有無

産まれたばかりの赤ちゃんにも個性があります。

その個性の現れが、性格によるものなのか障害によるものなのかというのがこの記事の論点です。

育てやすいという赤ちゃんの特性が、実は障害によるものかもしれないという話を聞けば不安になりますよね。

結論は「赤ちゃんの特性と障害の有無は必ずしも結びつくものではない」です。

つまり、育てやすいから障害がある/ない、逆に育てにくいから障害がある/ないとは断言できないということです。

赤ちゃんのある行動の原因が、性格によるものか障害によるものかを簡単に判断することはできません。

知的障害も発達障害も、複合的な要因から判断されます。

「○○の要素があれば××という特徴が出る」という明確な決まりはないことも多いです。

色々な要素を照らし合わせた上で「□□の傾向があると見受けられる」と診断が下ります。

気になる点がある時は、自己判断で決め付けてしまわずに、保健師さんに相談してみましょう。

特に検診などがない時でも、保健所や自治体に連絡すればいつでも相談できます。

大変なことも多いですが、可愛い赤ちゃんとの毎日を楽しみましょうね。

お読みいただきありがとうございました!

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みや

みや

不妊治療の末、2017年に男の子を出産。 タイミング法→人工授精→顕微授精のフルコース。 妊娠・出産・育児を通して、自分が知りたかったこと、調べていたことを発信しています。 どなたかのお役に立てますように。 不妊治療/顕微授精/無痛分娩/完ミ

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