妊婦が風疹にかかるとどうなるの?麻疹との違いは?

こんにちは!ママブロガーのみやです。

今回のテーマは「妊婦と風疹」です。

妊娠中に風疹にかかると危険だとよく言われますが、なぜ危険なのか、その具体的な理由はご存知ですか?

また、名前が似ていて風疹と混同されやすい麻疹という感染症もあります。

今回は、風疹にかかると危険と言われる理由、麻疹との違い、予防方法などについてお伝えします。

こんなあなたに読んでほしい

妊娠中に風疹にかかるとなぜダメなのか、実はよく知らない

風疹の予防接種をしたかどうか覚えていない

風疹と麻疹の違いがよく分からない

風疹と麻疹、それぞれの特徴

風疹と麻疹は名前が似ていて、別名もそれぞれ「三日はしか」「はしか」なので、似た病気のように捉えられがちです。

しかし実際は全く別のウィルスによって引き起こされる、全く別の病気です。

後半で詳しく書きますが、妊娠中に 風疹 にかかると胎児に障害が出る可能性があります。

麻疹 は高熱などが流産の遠因となることはありますが、直接胎児に影響を及ぼすことはありません。

胎児に影響があるかどうか が、妊婦さんにとっての風疹と麻疹の最も大きな違いです。

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関連記事:早産は後遺症が残る?生存率や障害のリスクについて、時期別に解説します

風疹(三日はしか)の特徴

風疹(三日はしか)とは

● 風疹ウィルスによるもの

● 飛沫感染、接触感染

● 麻疹よりも感染力が弱く、感染しても15~30%は発症しない

風疹の症状

① 感染後、14~21日の潜伏期間

② 耳の後ろなどリンパ節が腫れる。発熱するのは患者のうち約半数

③ リンパ節の腫れのあと、数日後に発疹が出る

④ 発疹と発熱は数日、リンパ節の腫れは数週間で回復する

麻疹(はしか)の特徴

麻疹(はしか)とは

● 麻疹ウィルスによる感染症

● 空気感染、飛沫感染

● 感染力が高く、感染すれば90%以上の確率で発症

麻疹の症状

① 感染後、10~14日間の潜伏期間

② 38℃前後の発熱、咳、鼻水など風邪のような症状

③ 一旦熱が下がってから39℃以上の発熱、全身に発疹

④ 2週間ほどで回復に向かう

妊娠中に風疹にかかると、胎児に障害が出る場合がある

妊娠判明後、妊婦検診の一環で風疹の抗体検査があります。

なぜ検査をするかというと、妊娠中に風疹にかかると胎児に重篤な障害が残る場合がある からです。

妊婦が風疹を発症すると、計算上18%の確率で胎児に影響が出る

妊娠中の女性が風疹にかかると、60%の確率で胎児にも感染します。

そして感染した胎児のうち、30%が 先天性風疹症候群 を発症します。

ただしこれは全妊娠期間を含めた数字であり、妊娠初期ほど発症率が高く、週数が上がるにつれて低くなっていきます。

また、母体が感染していても症状の出ない不顕性感染だった場合は、胎児に感染する可能性は数%です。

先天性風疹症候群を発症するとどうなるのか

先天性風疹症候群による3大症状

● 先天性心疾患(軽度なら自然治癒することもあるが多くは手術が必要)

● 白内障(手術が必要で、術後も視覚に影響が残る)

● 難聴(人口内耳、聴覚障害児教育)

この他にも、網膜症、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞など症状は多岐に渡ります。

大人が感染してもそこまで大事にはならないイメージの風疹ですが、胎児に感染すると一生を左右する障害が残ってしまうことがあります。

風疹の予防方法

妊娠してからでは予防接種を打つことができない

妊娠中は 風疹の予防接種を受けることはできません。

風疹のワクチンは生ワクチンと呼ばれる ウィルスの毒性を弱めただけのもの だからです。

生ワクチンは、摂取後体内で増殖し胎児に影響を与える可能性があるため、風疹に限らず妊婦さんは予防接種を受けることができません。

風疹の抗体検査で抗体がないと判明した場合は、極力人ごみを避け、感染しないように行動することが大切です。

妊婦さん自身に抗体がなかった場合、夫に予防接種を受けてもらおう

前項でお伝えしたとおり、女性は妊娠後に風疹の抗体がないことが判明しても、予防接種を受けることができません。

「配偶者からの感染で胎児に影響が出てしまった」という事態を防ぐために、配偶者の方には予防接種を受けてもらうことを強くおすすめします。

男性は女性に比べて風疹の予防接種率が低いです。

1979年より前に生まれた男性は、風疹の予防接種を受けていません(女性は集団接種を1回)。

そして1979年から1990年までに産まれた方は、男女ともに個別接種が1回です。

個別接種というのは、学校などで集団で受ける集団接種とは異なり、個人的に病院などに行って接種を受けるものです。

個別接種の場合、女性も含め接種率は高くありません。

生まれ年が1990年より前という方は、妊娠前に抗体検査をした方がいいかもしれませんね。

※抗体検査の費用は数千円とそれなりに高いため、検査はせず予防接種を打つ方も多くいます。妊娠中または妊娠直前でない限り、問題はありません。

1度かかっていれば風疹の免疫はできている

風疹の免疫は一度得れば一生続くと言われています。

以前に予防接種を受けるか風疹にかかるかしていれば、問題はありません。

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まとめ:妊婦が風疹にかかると危険な理由

風疹は、インフルエンザと比べると話題にもなりにくいため、妊娠するまで特に意識していなかった方も多いと思います。

しかし万が一妊娠中に風疹に感染してしまうと、決して低くない確率で胎児に影響が出てしまいます。

風疹による胎児への影響

先天性心疾患

白内障

難聴

風疹に限らず、赤ちゃんが無事に産まれてくるまで、妊娠中は心配が尽きないものですよね。

だからこそ、避けられるリスクは避けて、赤ちゃんが元気に産まれてくる確率を少しでも上げたいものです。

もし抗体検査の結果、風疹の抗体がないと診断された妊婦さんがいらっしゃったら、無用な外出は避け、通勤などで人ごみに出る場合は必ずマスクをして予防することが大切です。

お読みいただきありがとうございました!

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みや

みや

不妊治療の末、2017年に男の子を出産。 タイミング法→人工授精→顕微授精のフルコース。 妊娠・出産・育児を通して、自分が知りたかったこと、調べていたことを発信しています。 どなたかのお役に立てますように。 不妊治療/顕微授精/無痛分娩/完ミ

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