こんにちは!ママブロガーのみやです。
今回のテーマは「帝王切開体験談」です。
私は和痛分娩で出産に挑みましたが、途中で赤ちゃんが下りてこなくなり、最終的に帝王切開で出産しました。
部分麻酔だったので意識ははっきりしていて、私の場合は痛みも吐き気もありませんでした。
その時の体験をお伝えします。
帝王切開の可能性
私は和痛分娩を希望していましたが、正産期に入ってすぐの頃、帝王切開になるかもしれないと言われました。
理由は以下の通りです。
●赤ちゃんの頭が大きい
●私の骨盤の形が、スムーズに開きにくいタイプ
●34歳初産で、若い妊婦さんと比べて体が固い
つまり自然分娩ではかなり苦労するということです。
「和痛分娩で進めますが、母子に危険があれば帝王切開になります。その可能性はおよそ1割です」とのことで、最終的には先生の見立て通り帝王切開となりました。
出産当日、帝王切開が決まるまで
和痛分娩の麻酔を入れるまでは順調に下りてきていた赤ちゃんが、麻酔を入れてしばらくしたら下りてこなくなりました。
麻酔により筋肉の収縮(陣痛)が弱まるので出産が長引くという話は聞いていましたが、本当にそうでした。
なので陣痛がしっかり起きるように、麻酔を切ったり産まれやすいポーズを取ったりと手を尽くしましたが赤ちゃんは頑として下りて来ず。
体力の限界だった私の希望もあり、朝6時からスタートした計画分娩は18時に帝王切開開始となりました。
帝王切開レポート
分娩室から手術室へ
分娩台に寝ていた時はガウンのようなものを着ていましたが、手術室に移動して手術台に上る時は全て脱ぎました。
そして手術の同意書にサインをしました。
私が先生から受けた説明は、
●分娩停止により緊急帝王切開とします
●傷が目立たないように横に切ります
この2点でしたが、別室で説明を受けた夫は医療事故の可能性や訴訟しないという意思確認などについても話があったようで、かなり動揺したそうです。
緊急帝王切開と言っても、私の場合は当初からその可能性があり、当日の朝から帝王切開も視野に入れての対応だったので、先生たちは落ち着いていました。
同意書に署名をして手術台の上で横向きになります。
膝を抱えて体育座りのポーズを取り、帝王切開用の麻酔を入れました。
ウエストあたりの背骨の横に麻酔の針が刺さりましたが、「イタッ!」と心の中で思う程度で、大した痛みではありませんでした。
「とにかく早くお腹から出して欲しい」という気持ちでいっぱいでした。
全身麻酔ではなく部分麻酔なので、お腹を中心に胸から太ももまで感覚がなくなります。
私はぼーっとしていましたが、麻酔によるものかこれまでの疲れによるものかは不明です。
手術開始から縫合まで
体に布がかけられ、手術が開始されました。
「変な臭いがする」と思っていたら、それは電気メスで私のお腹を切っている臭いでした。
それに気づき、考えすぎると気分が悪くなりそうだったので目をつぶりました。
麻酔をかけているので痛みは全くありませんでした。
手術開始から30分くらい経って「赤ちゃんが出ますよ!」という先生の声がして、ズルンと何かが引っ張り出されるのが分かり、同時に産声が上がりました。
感極まって涙が出てきて「お世話かけました、ありがとうございました」と言ったのを覚えています。
赤ちゃんを取り出した後は、へその緒を切ったり胎盤を除去したり、子宮内外の血液を吸引機で吸ったりします。
それから縫合し、赤ちゃんは体を洗ったり身長体重を測ったりしてもらい、その間も断続的に泣き声を上げていました。
縫合が済んだところで、助産師さんが赤ちゃんを連れてきてくれ、手術台に寝たままの私の肩の辺りにうつぶせに寝かせてくれました。
「終わった、よかった」と、ほっとしました。
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手術室から病室へ
ストレッチャーに乗せられ、病室へ戻る途中で夫に会いました。
夫も既に赤ちゃんと対面しており、母子ともに無事だったことをとても喜んでくれました。
そしてストレッチャーから病室のベッドに移してもらいました。
この時に頭を動かしたために、1時間後からひどい頭痛になりました。
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帝王切開体験談 まとめ
以上、私の帝王切開体験レポートでした。
結局帝王切開になるのなら、初めからそうしておけばよかったと後になって思いましたが後の祭りです。
予定帝王切開にしておけば、ラミナリアの処置も内診グリグリも陣痛促進剤も多少とはいえ味わった陣痛の痛みも、そしてもちろん和痛分娩の費用も、全部いらなかったのです。
悔しい。
帝王切開は、基本的にされるがままなので「こうするとよい」的なものはありません。
また、手術はうとうとしているうちに終わるので、予定帝王切開を控えている妊婦さん、怖くないので安心してくださいね。
お読みいただきありがとうございました!